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導入事例紹介(中学校・高等学校編)

中学・高等学校向け

スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール 愛知県立千種高等学校

平成15年度のSELHi研究指定校である愛知県立千種高等学校は、昭和60年に国際教養科を創設、また昨年度愛知県教育委員会からは「夢をはぐくむ学校づくり推進事業」として指定されるなど、語学教育や国際理解教育に長年積極的に取り組んでおられます。今後さらなる発展を目指す千種高等学校の新たなる取り組みとCASECの導入について、 SELHi研究主任の山森孝彦先生にお話をお伺いしました。

愛知県立千種高等学校

愛知県立千種高等学校

01 御校の教育方針とSELHi研究事業の目標についてお聞かせください

 本校では、自主・自立の精神を尊重しながら、生徒一人一人の個性を生かす教育を心がけてきました。また学校行事のあらゆる場面で「討論する」ことに時間をかけ、生徒自身が考えることの大切さを教えてきました。そして今回のSELHi研究事業では目標として「国際社会で活躍できる自立した知識人の育成」を掲げました。世界を舞台に活躍するためには、相手の意見に真剣に耳を傾け、日本人としての自分の意見がきちんと言うことができる人間を育てたいと考えています。

02 「模擬国連」をSELHi研究事業の取り組みの中心に位置づけるということですか

 教育方針のキーワードとなっている、「考える」「討論する」をさらに発展させ、国際教養科の時事英語の授業では昨年度から試行的に「模擬国連」を行っています。これは各国の代表として世界の問題を話し合う国際会議のミニチュア版です。生徒達は、会議の事前に、インターネットや図書館でその国が置かれている状況を探り、課題や課題の解決策を考えて英語のレポートにまとめていかなければなりません。そうした作業を通してリサーチスキル、ライティング力、プレゼンテーション力、交渉力といった総合的・包括的な英語力を身につけて欲しいと思います。

03 高大の連携による英語教育についてお聞かせください

 国際社会で活躍するには、英語を使いこなせるだけでなく何らかの分野において専門性を身に付ける必要があります。そこで学校設定教科「スーパーイングリッシュ」を導入し、名古屋大学・南山大学・愛知県立大学等から講師を招いて、科学技術・医療・政治経済・地域研究といったそれぞれの専門分野について英語で授業を行っていただくことを今年度から始めました。

04 大学の講座内容を高校生が聞いても理解できるということですが

 事前に講師から送ってもらった資料をもとに、本校教員が内容に関する語彙リストなどを準備し、予習授業を行います。講義当日は生徒からの質問が出やすいように4人1組で班を作り、20分間ごとに質問タイムを設けました。先日は名古屋大学農学部の教官による講義があり、酵素を使ってどのようにデンプンから糖を作り、コーラやアイスクリームの甘さを作るのかというプレゼンテーションが英語で行われました。講義には本校のAET(Assistant English Teacher)も参加してメモを取り、内容理解を確認するためのプリントを作成し、それを使って翌日の復習授業を行いました。この講座は生徒達にも大変好評で、熱心に授業を聞いていたのが印象的です。来年度からは、同様の専門導入講座をアラカルトという形で普通科にも開講することを予定しています。

05 CASECを導入する決め手となったのは何でしょうか

 指標となる客観テストを選定する際に重要だったのは「1つのテストで幅広い能力の生徒に対応できること」ということでした。英語圏在住期間の長い帰国子女の中には高校入学以前にすでに英検準1級を持っていたり、TOEIC900点以上のスコアを持っていたりする場合があります。その一方で国内の中学校から入学してくる普通の生徒たちもいます。こうした生徒達の英語力を正しく測定するためには、複数の異なったレベルのテストを用意する必要がありますが、その点CASECは英検1級レベルから英検4級レベルまでの生徒を1つの共通したテストで測定することができました。

 CASECは、解答者の正答誤答によって問題の難易度がインタラクティブに変化していくため、自分の力にあった問題を解いていくことができ、実施時間も約40分と短いので、それほどストレスを感じることもなく自分の能力が測定できます。

06 CASECの実施予定回数と受験者についてお聞かせください

 測定の実施は、年1回の予定で考えています。SELHi研究事業の対象である1年生には全員に受験させました。また国際教養科2年生3年生の全員と普通科2年生3年生の希望者にも受験させました。

 普通科の生徒は平均的な高校生のレベル水準でしたが、国際教養科の生徒の平均点は極めて高かったです。CASECの目安で英検準1級レベル以上のスコアをとった生徒が3学年120名の中で40名ほどいました。中には英検1級レベルを取った生徒もいました。

 CASECは、英検の合格予想級やTOEICスコアの目安が同時にわかるため受験する生徒にとって良い動機づけにもなります。今回の結果を分析して、生徒一人一人の学習に対するアドバイスを行い、また、年次ごとの結果を比較分析していくことによって指導法の改善を図りたいと思います

07 今後どのような取り組みを予定されていますか

 まず「グローバル教育センター(仮称)」の設立を考えています。本校には高校卒業後アメリカの大学に進学する生徒が毎年5〜10名います。中には、現在ハーバード大学大学院で経営学を学んでいる卒業生もいます。グローバル教育センターでは、こうした海外進出をめざす生徒たちに対して海外留学や海外の大学への進学に関する情報提供とカウンセリングを行っていきたいと思っています。

 また、今後、海外との姉妹校交流における様々な形態の可能性を探りたいと考えています。今年度は英国のパブリックスクール「ハロウ校」とインターネットを利用したオンラインによる交流を始めました。お互いの高校の様子や日英文化を紹介しあったり、いろいろな話題について高校生どうしの意見交換を行ったりします。共同でホームページを作成して、お互いの研究結果を発表しあう場にもしていく予定です。

 そして、生徒一人一人の英語力を伸ばすための多元的で柔軟な授業展開をめざしています。生徒一人一人の興味関心や英語力に対応できる柔軟なカリキュラムにしたいと考えています。例えばアメリカの高校のように複数開講されている英語の授業の中から生徒が自分にあったものを選べるようにできないかと考えています。今回のSELHi研究事業をきっかけに、学校の特色をさらに打ち出し、豊かな国際性を育てるための教育を一層推し進めていく予定です。

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