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導入事例(大学・短大編)

大学・短大向け

日本の教育で培ってきた英語教育の成功の具合を測る要素が テストにあったほうがいいと思っていました。 早稲田大学

早稲田といえば大隈重信や「都の西北」。国家が必要とする人材を養成する'官学'に対して、自由主義精神に富む人間の養成を目的として設立されました。その伝統を基盤としながらも常に進化を続けており、現在はIT化、国際化に力を入れ、世界に通用する人間、広く人類のために役立つ人間を育成することを目標としています。このようななか、早稲田大学の全学部生対象に「Tutorial English」という、実践的な英会話を学ぶ講座が2002年に開設されました。現在8500名が受講しているこの講座では、CASECをベースに、より出題数を多くして判定精度を極めた早稲田独自の'WeTEC'が、活用されています。今回は、早稲田大学遠隔教育センター所長で応用言語学博士でいらっしゃる中野美知子教授にお話をお伺いしました。

早稲田大学 遠隔教育センター所長 中野美知子教授

早稲田大学
遠隔教育センター所長
中野美知子教授

01 英語教育内容

 早稲田大学では学問的な英語以外に、社会で活かせる英語教育も意識しています。社会に出てからパーティでスモールトークができ、英語で自社のプレゼンができ、ビジネスレターが書けて…などがイメージするところです。
そこで英語のコミュニケーション能力の向上を目的とし、少人数でレベル別に行う英語科目「Tutorial English」を2002年度より全学部生対象に開設しました。定員は当初年間2000名からスタートし、2003年度には5000名、2004年度には8500名と毎年増え続け、次年度は12000名を見込む、学生からの人気も高い英語講座です。

 この講座では、国際経験豊富な日本人またはネーティブのチューター1人に対して学生4人でレッスンを行い、レッスン後は学生がチューターへその日の英語学習を振り返って自省文(Self Reflection Task)を毎回英語で提出します。評価は毎回の授業で、獲得目標となる言語機能の習得度をチューターが「Can-do List」でチェックを行い、さらに客観的に上達度を確認するため、受講の前後に全員が英語の能力判定テストを行います。このテストが'WeTEC produced by CASEC'です。

 「Tutorial English」で英語を使うことで英語力の活性化を行い、さらにできる生徒にはオンラインビデオチャットを利用して海外の協定校300校の生徒と会話をしたり、専門科目について議論したりなど、生の英会話を体験できる機会を多く提供しています。

02 導入のポイント

 我々は「Tutorial English」における教育効果を高めるために、能力測定テストを利用して、受講前にレベル別にクラスを編成し、受講後には効果測定を行う必要がありました。そこで、講座開講後の2年間はTOIECRを採用していました。しかし2つの問題点にぶつかり、CASECの導入を検討することになりました。その問題とは、もっと学生個々の英語能力に対して詳細な分析が必要となってきたことと、受講規模の拡大に伴い、一斉に行う会場での試験の実施が難しくなってきたことです。そこでCASECに出会い、従来のCASEC以上の判定精度を求めた結果、通常のCASECに問題数を増やしたバージョン'WeTEC'を教育測定研究所と共同開発をしていただき、導入に至りました。同時に集合実施の難しさに関してもオンラインでできるCASECの特徴により一気に解決することができました。

03 CASECに対する評価

 CASECは日本の英語教育も視野に入れたテストだと思い、大変興味を持ちました。外国人が英語を習うときにしっかりマスターしなければならないのは、まず語彙と文法です。スピーキングはその後徐々にうまくなってきますが、語彙、文法は避けて通れません。その点,語彙も文法もしっかり測れるCASECは良いと思いました。「Tutorial English」においても、まず受講前にレベルを測定し、クラスを編成するわけですが、高校で学んできた英語力を測る必要がありました。

 TOEICRはアメリカでビジネスができるかどうか、TOEFLRはアメリカでの留学生活に支障がないかどうかを調べるテストですが、実際にはアメリカでばかりビジネスをするわけではありませんね。日本にいながら英語も使う。アジアにいて英語ができなければならない。日本人として日本人らしい発音で構わないから、日本の教育で培ってきた英語教育の成功の具合を測る要素がテストにあったほうがいいと思っていました。また、CASECではリスニングの問題のなかにノンノンネイティブネーティブの話者による問題が20%入っていると聞きましたが、その点も我々の意図と合致していました。

 それから、CASECを開発・運営している教育測定研究所には尊敬すべき、日本一流のテスト専門の先生方がサポートしていらっしゃいますよね、大変心強いと思いました。

04 今後の課題

 'WeTEC'は問題数が多い分、CASECよりも試験時間は少々長くなりますが、項目応答理論を利用した個人適応型CATシステムにより、従来よりも非常に効率的に受験ができるようになりました。スコアがその場で出て、集合せずに空いた時間に受験ができるというオンラインテストは、IT化に力を入れている我が校において、非常に有効的です。
今後は教育測定研究所で「テストの第3世代」と言われている、学習指導も個別にできるようなコンピュータ適応型のものを、我が校用に開発してもらいたいと思っています。

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