ECC外語学院様
英会話の大手企業もCASECを導入 その場で結果がわかるから入学者を随時レベル判定できる
幼児から小学生、中高生、社会人、シニアまで幅広い年齢層の様々なニーズに合わせて英語を教えるECC外語学院(以下ECC)。創業以来蓄積し続けてきた膨大な経験値と、日本語と英語の違いに立脚した教授法を持ち、それらを研修により全社で共有しています。今回は、英語教育の専門機関であるECCが、どのようにCASECを使い、なぜCASECを選んだのかについてお話を伺いました。
お話を伺った方:外語事業部HR Lee Macaulay氏
課題
- レベル判定方法・精度の見直しが必要だった
- 結果がすぐに分かる検定がほぼない
- CEFRに対応できるようにしたい
解決策
- CASECの導入
効果
- より客観的・普遍的な判定基準ができた
- レベル判定がその場でできる
- CEFRを反映したスコア設定により、受講生の習熟度が把握しやすくなった
CASECの活用目的について
レベル判定、成長度の確認、様々なシーンでCASECを活用
― 御社ではCASECをどのようにお使いですか?
【Macaulay】弊社はCASECを様々なシーンで活用しています。なかでも代表的な例としては、ECC外語学院の英語キャリア育成コースのレベル判定です。英語キャリア育成コースはキャリアアップのために英語を学ぶ社会人コースです。ビジネス英語やリーディング、ライティングの他プレゼンテーションスキルなど、ビジネスシーンで必要となる英語が多角的に学べます。Stage 1、Stage 2、Advanced Stageという3つのレベルがあり、それぞれ学習の難易度が異なるためレベル判定はとても重要です。その入学者の習熟度を見極めるためにCASECを使っています。他にも海外留学を希望する方へのレベル判定であったり、法人向けのサービスでも導入しています。また一定期間での学習者の成果をビフォアー・アフターで測るときにも使うことがあります。
課題と導入について
CASEC導入で信頼できるレベル判定の基準を確立
― CASECを導入する前、課題はありましたか?
【Macaulay】CASECを使う前まで、英語キャリア育成コースの入学者の習熟度は独自の試験と講師による口頭テストで判定していました。独自の試験は文法に比重が置かれており、コース改定に伴い内容の見直しが必要でした。また口頭テストは担当する講師により差が出る場合もありました。そのため客観的な基準となるテストを探していました。
― レベル判定にCASECを採用した経緯を教えてください。
【Macaulay】ECC外語学院で10年ほど前に受講生の成長度を測るためにCASECを使ったことがあります。英語キャリア育成コースを担当している講師の多くが、その時、CASECを受験しました。すぐに結果が確認でき、英検®やTOEIC®L&R TESTにも換算できるということが決め手となり、レベル判定にCASECを採用することになりました。またCASECがCEFRを反映したスコア設定をしていたのも大きな要因でした。当時日本ではCEFRの認知度が今ほど高くなく、そういう観点を持っていたテストはCASECだけでした。更にレベル判定の重要性と検定試験に詳しい教務担当者からも「そういうことならCASECが良い」と推薦されたと記憶しています。
CASECの活用について
CASECのスコアとレポートで英語力が不足している入学希望者のサポート
― レベル判定におけるCASECの具体的な活用方法についてお聞かせください。
【Macaulay】Stage 1の英語力に達していないと判定された方はそのままでは英語キャリア育成コースには入学できません。足りないところを補ってから入学してもらう必要があり、そのためのカウンセリングを行います。そのとき、CASECのスコアとレポートをもとにその方にあった学習方法のアドバイスを行っています。
導入効果について
社会のトレンドに沿ったテストがスピード感をもって実施できるようになった
― 導入後、CASECにはどのような効果があると感じていますか。
【Macaulay】レベル判定に明確な基準ができました。また、結果が出るまで時間がかかる検定が多い中、CASEC導入により、その場でレベル判定ができるようになりました。加えて、英語キャリア育成コースは社会人向けのコースです。各種検定試験のスコアよりCEFRを重視する企業が増えてきた中、レベル判定の基準にCEFRという観点があることは意義があります。
レベル判定以外のシーンでは、オンラインで受けられたり、受講生自身がスコアやレポートを確認できるなど利便性がとても高いと思います。受講生が自分の伸びを実感できます。また、ECCにはオンラインレッスンがあるため、その受講生との親和性も高いと感じています。
今後について
CASECには、これからも社会の変化を見据えた一定の基準を期待
― 今後、CASECに期待することはありますか。
【Macaulay】今まで日本のビジネスパーソンは海外に行って、日本の商品を売ったり、現地に工場を作ったりしていました。しかしこれからは海外の人たちが日本に来る時代です。ネイティブではない様々な国の人がそれぞれの英語でコミュニケーションをとるようになります。AIの発達で自分が英語を話さなくても簡単なことなら伝えられるかもしれません。それでも自分が思っていることを、熱量をもって伝えるには直接コミュニケーションをとる必要があります。英語はより重視され、なかでも発信力が問われるようになってきています。CASECには、英語の変わりつつあるニーズに対応できるようになっていってほしいです。
Client
ECC外語学院
ECC外語学院は、ECCが1962年創業時にスタートした英会話スクールで、60年以上にわたり、独自の教材、教授法、経験豊かな講師陣、多彩なコースによる実践的な外国語教育を展開。英検® ・TOEIC® L&R TEST・TOEFL® TEST などでも、高い成果を上げている。1歳半からのこども英会話にも力を入れ、真の国際人の育成に努めている。 ※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です ※TOEIC is a registered trademark of Educational Testing Service (ETS). This publication is not endorsed or approved by ETS. ※L&R means LISTENING AND READING.