CEFRとCASECスコアの関係および目安について
CEFRレベルとの関係と算出根拠について
CASECスコアとCEFRレベルの対応付けを行いました。
目標設定や学習計画を立てる際の指標としてご参照ください。
CASECスコアとCEFRレベルの対応結果
CASECスコアのCEFRレベル目安は以下の通りです。
Section1~3は、スコアに対応するCEFRレベルの目安を示していますが、Section4は問題の形式上、CEFRとの対応づけは行っていません。
| CASEC | CEFR Level | |||
| Section1 語彙の知識 |
Section2 表現の知識 |
Section3 聴解(大意の把握) |
||
| 195~250 | 225~250 | 225~250 | B2以上 | 自立した 言語使用者 |
| 145~194 | 165~224 | 200~224 | B1 | |
| 75~144 | 85~164 | 145~199 | A2 | 基礎段階の 言語使用者 |
| 0~74 | 0~84 | 0~144 | A1以下 | |
CEFRとは
ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages: Learning, Teaching, Assessment) (Council of Europe, 2001)は、外国語の習熟度をA1からC2までの6段階で説明したもので、各レベルを「その言語を使って何ができるか」で説明する点に特徴があります。その研究・開発は欧州評議会(Council of Europe)によって行われました。今ではヨーロッパのみならず多くの地域で知られるようになり、外国語学習者の習熟度を表す国際的なガイドラインとして利用されています。教育現場や学習教材作成の他、TOEIC®やTOEFL®をはじめとする様々な試験のレベル比較や企業での採用・研修の際にも役立てられています。
CASECスコアとCEFRレベルの対応づけ方法
スコアの対応づけは、欧州評議会が公開している「CEFRと他試験の対応付けマニュアル(Council of Europe, 2009)」に基づいて行いました。手順は以下の通りです。
- Familiarization(作業者が対応付けプロセスやCEFRについて学習・研究する)
- Specification(CASECとCEFRの内容的な関連について調査を行う)
- Standardization Training & Benchmarking(外部から評定者を集め、CEFRのレベル感覚を身につける研修を行う)
- Standard Setting(実際のCASEC試験問題を見て、評定者がCEFRレベルづけとレベル境界を決める)
- Validation(上記作業の分析と検証)
なお、Section 4は問題の形式上CEFRとの対応は難しいと判断し、現段階では対応づけをしていません。
CEFRの考え方では、「言語を使って実生活のどんなシチュエーションで何ができるか」に基づいて習熟度を表します。
それに対し、CASECのSection 4の問題は、短い文章の一部分が空欄になっており、読み上げられた音声を聞いて書きとる(ディクテーション)という形式で、具体情報の聞き取りができるかどうかを評価しています。CEFRのように実生活のシチュエーションが設定されているわけではありません。
そのため、CEFRの定義と直接対応付けることは難しいと判断しました。
参考文献
- Council of Europe. (2001). Common European Framework of Reference for Languages: learning, teaching, assessment. Cambridge: Cambridge University Press.
- Council of Europe. (2009). Relating language examinations to the CEFR: Manual. Retrieved May 6, 2014, from http://www.coe.int/t/dg4/linguistic/Source/ManualRevision-proofread-FINAL_en.pdf
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