相関係数について

二つの変数の直線的な関係の強さおよび向きを表す指標で、二つの変数の関係が完全に線形である、つまり、散布図上の点がすべて1つの直線上にある場合、相関係数の絶対値が1になります。一方の値が大きいほど他方の値も大きいという場合には相関係数の符号が正になり、一方の値が大きいほど他方の値が小さいという場合には符号が負になります。

相関係数の値の解釈ですが、心理学や教育学では一般に次のように解釈しています。

※肥田野直(1961). 回帰と相関(1) 肥田野直・瀬谷正敏・大川信明(著) 教育心理統計学 培風館 pp.115-149.
相関係数の値 解釈
0.00〜±0.20 ほとんど相関がない
0.20〜0.40(-0.20〜-0.40) 低い相関がある
0.40〜0.70(-0.40〜-0.70) かなり相関がある
0.70〜1.00(-0.70〜-1.00) 高い相関がある
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